放射線漏洩線量測定

放射線漏洩線量測定とは

放射線漏洩線量測定とは、エックス線室から外部に放射線が漏洩していないか確認するため、専用の放射線測定器を用いて漏洩放射線量を測定することです。胸部エックス線撮影時のわずかな被爆量も問題とされる現代において、漏洩線量の管理は不可欠な存在です。漏洩線量測定の対象は主に病院や診療所などの医療機関ですが、歯科診療所や動物用、研究用のエックス線装置などにも及びます。 　漏洩線量測定は、以下のようなケースで必要となります。漏洩線量測定報告書の作成に加えて、必要に応じて保健所へのエックス線装置届出書類（備付届や廃止届など）も代行作成いたします。

• 6ヶ月を超えない期間ごとに1回の定期的な漏洩線量測定
• エックス線装置の新規導入、更新（入れ替え）、移設時
• 開設者変更時（医療法人化や個人成りも含みます）
• エックス線装置およびエックス線診療室の構造設備を変更した場合

漏洩線量測定が必要かわからないなどお困りの際も、ぜひお気軽にお問い合わせください。急なご依頼など、様々なケースに対してスピーディーに対応いたします。

中性子サーベイメータ導入しました！

放射線治療装置（リニアック）の漏洩線量測定に必要な中性子サーベイメータを新しく導入しました。治療用エックス線装置や診療用高エネルギー放射線発生装置も、6ヶ月を超えない期間ごとに1回の定期的な漏洩線量測定が必要です。高エネルギー出力の装置の管理は複雑ですが、漏洩線量測定を通じてお客様の負担を軽減いたします。

関係法令

• 医療法施行規則第30条の22、第24条の2
• 電離放射線障害防止規則第54条
• 獣医療法施行規則第18条
• 医療法施行規則第30条の21